【学生時代頑張ったこと】水泳・弓道・サイクリング経験のエピソードから自己PRにつなげた例文をご紹介し、ワンポイント添削しています。
水泳経験の自己PR例文
達成感をバネに全国7位になった水泳部
“達成感は次の挑戦へのバネとなる。”
2歳から高校3年まで続けた水泳では、0.1秒の世界で30秒程度で勝負が決まる。
全国ランキングに載ることを目標に、練習外でも持久走を加え、自分の実力を出し切る練習を重ねた。
ランキング締切最後の試合、0.4秒記録を伸ばし結果として全国7位。
達成感は、全国大会出場が決まった時とは比べものにならなかった。
そして今、毎月月初めインターンシップ先の社長達と滝行をしている。
朝4時からの滝行で、冬は特に寒さも厳しく感覚がなくなるほど水も冷たい。
2時間にも渡る滝行の後の達成感は、またその1ヶ月の気合い入れとなり、次の挑戦へのバネとなる。
~ワンポイント添削~
全国7位というのはすごい実績ですね。
私も水泳をしていましたので、その実績がいかに凄いかはよくわかります。
是非そこまでされてきたことをしっかりアピールしていきたいですね。
あなたはなぜ水泳をそこまで頑張ってこれたのでしょうか?
その原動力は何だったのか。 それをしっかりと自己分析しておくと、ご自身の強みがはっきりとわかってきます。
そしてそれが長所の1つになります。
そこから導き出される長所は、 長い期間をかけて培ってこられたもので、さらにしっかりと結果を出されているので、 とても説得力がありますよ。
面接対策としても、是非そのあたりを深く掘り下げてみて下さい。
弓道経験の自己PR例文
【レギュラー獲得を目標に努力した弓道】
目標に向け努力する事は誰にも負けません。高校から弓道を行っています。
当時部内で一番下手だった私は、「レギュラー獲得」を目標に掲げ、部活動の前後に毎回三時間自主練をしました。
一人での練習に限界を感じ、先生・友人・後輩に頭を下げ、練習に付き合ってもらい、問題点を指摘してもらい改善に取り組みました。
努力が先生に認められ、レギュラーに選ばれました。
結果「県大会ベスト16」になりました。そして努力が報われる嬉しさを知ったので大学でも目標に向かって取り組んでいきました。
~ワンポイント添削~
部内で一番下手だったのに、レギュラーに選ばれ、県大会でベスト16まで入ったという成果は、とても素晴らしいです。
「目標に向け努力する事は誰にも負けません」という長所の表現ですが、わかりやすいのですが、少しありきたりな印象を受けます。
もう少し読み手の印象に残る表現を考えてみましょう。
一番下手だったのに、努力によって、県大会ベスト16になるまでに成長したというそのギャップはとても印象に残りますので、
例えば、 「部内最下位から、県でベスト16位に」という感じで、文章の掴みに、面接官の印象に残る表現を考えてみて下さい。
レギュラーに選ばれたのは、高校何年生の時でしょうか。
恐らく2年生か3年生の時だと思いますが、それも書いておきましょう。
3時間の自主練というのは、半端じゃない努力だと思いますが、正規の部活動の練習時間が終わってからですと、例えば午後6時から9時までぐらいでしょうか。
その時間も基本的にあなただけがされていたのなら、相当すごいことですので、時間も具体的に書いてもいいですね。
読み手がその情景をイメージすることができます。
文字数制限がありますので、全てを書き切る事はできませんが、さらに自己PRを洗練させる上で、掘り下げていきたい点としては、下記のような項目があります。
「なぜ毎日3時間の自主練をこなせたのか。その動機や続けていく上での努力や精神面で工夫したこと」
「弓道を学ぶ中で感じることができた、弓道とはどのようなスポーツかを表現する」
これらをそれぞれ深めていく中で、また可能な限り自己PRに盛り込んで、より自己PRを洗練させていって下さい。
サイクリング経験の自己PR例文
【サイクリング部で気配りを強みに】
私の強みは、人の気持ちを考えた気配りが出来る事です。
それは、大学時代、サイクリング部に所属していた時、部内での会話が少なく、盛り上がりに欠けていた経験が元になっています。
私はそれを改善するため、面白い事をして皆の笑いを誘えば盛り上がるだろうと思い、一発芸をよくやっていましたが、皆の反応はバラバラで、雰囲気の改善には繋がりませんでした。
私はその原因として、部員一人一人の考え方や性格を理解せず、皆に同じ接し方をして仲良くなろうとしていたからだと考えました。
そこで私は、部員一人一人の内面を理解し、コミュニケーションに活かす為のツール作りをしました。
具体的には、部員と二人きりで食事に行き、世間話などを通じて各部員の性格、考え方を把握し、その情報を元に、部員同士の相性を考えながら、会話の場を提供し続けました。
結果、以前の部からは想像も出来なかった、笑いの絶えないサイクリング部へと変貌を遂げました。
この経験から、集団の構成員一人一人の内面を理解し、一つ一つ会話を作っていく事が、良い雰囲気作りへの一番の近道だと言うことを学びました。
~ワンポイント添削~
色々と試行錯誤され、練られた自己PRという事を感じます。
ありきたりな流れではなく、ご自身の失敗談からどのように 改善していかれたかが書かれてあり、共感できます。
さらにこの自己PRをグレードアップしていくのに、 部員同士の仲が深まっていくなかで、サイクリング部の競技の 向上にどのような効果がうまれて、実際に何らかの結果がでましたか。
内面が変わっていくと、必ず外に表れる外面が変わるはずです。
そこを最後まで書くことで、さらに説得力が増すと思います。