【学生時代頑張ったこと】塾講師経験のエピソードから自己PRにつなげた例文をご紹介し、ワンポイント添削しています。
塾講師経験の自己PR例文1
素直、誠実さを武器に塾講師
私は、「信頼関係の建築家」です。
自身の持つ「素直さ」「真摯さ」を材料に、「ありのまま」の自分で多くの人と信頼関係を築いてきました。
アルバイトでは塾講師として…
1、生徒に応じたアプローチや指導法をとことん工夫する。
2、生徒の抱える不安や話を親身に聞き、自分のことのように解決へ全力で努力する。
その結果…
☆担当した生徒の多くから「次も先生に担当してほしい」という声
☆本部スタッフから体験授業を任される
→担当した5件を全件契約につなげ、更に厚い信頼を得る。
この経験を通して、「ありのまま」の自分自身が信頼の材料となることを実感しました。
貴社に入社後も、
①多様な人間関係における「信頼」の構築に貢献し、
②「人」と関わる楽しみを大切にしながら、
③「ありのまま」の自分の人間性をより良質なものへと高めていきたいと考えます。
~ワンポイント添削~
文章中に1.②.☆などを使う箇条書きは、自己PRにおいては読みにくい要素になります。
自己PRを1つのストーリーとして、読み手を引き込むためには、やはり自然な文章の中で、それらを上手く伝えていくことが大切です。
箇条書きにすると、話が切れてしまい、最後まで読みたいと思える文章にならないことが多いので注意が必要です。
「ありのまま」という言葉が少し伝わりにくいので、「素直さ」「真摯さ」と言い換えるといいですね。
生徒さんと、どのように信頼を築く方なのかという部分を具体的なエピソードで証明する必要があります。
>1、生徒に応じたアプローチや指導法をとことん工夫する。
>2、生徒の抱える不安や話を親身に聞き、自分のことのように解決へ全力で努力する。
このあたりがとても大事な具体的エピソードを展開する部分になります。
どのような指導法を工夫されたのか。
もっと掘り下げてもう少し文中に入れていくと良いですね。
塾講師経験の自己PR例文2
【お題】:学生時代に力を入れたこと・頑張ったこと
塾講師のアルバイトです。
初めの頃はこちらから知識を与えれば学力は上がると思っていたので、一方的な授業をしていました。
しかし生徒は思うように覚えてくれず、成績も伸びませんでした。
講師の研修や他の講師の授業などを参考に、生徒とコミュニケーションを取りながら授業するようにしました。
例えばわからない箇所の答えをすぐに言ってしまっていたのを、「何がわからへんかった?」と尋ねるようにしました。
すると生徒自身の苦手の確認となり、一度考え直してから知識が入っているので忘れにくくなったのです。
塾講師を3年続けたことで、相手の考えを聞き、様子を汲み取ってコミュニケーションすることを身につけることができました。
~ワンポイント添削~
タイトルにサブタイトルをつけてみてもおもしろいですね。
「独りよがりな教師から○○な教師に・・・・」というような感じで。
エピソードはとても良いです。
失敗から経験し、成長していくというストーリーはとても説得力があります。
ただ、もう少し読み手を引き込むような文章展開があるともっと伝わります。
リアルな会話文を入れたり、数字を入れたりすると、もっとエピソードにリアリティを上げる書き方ができます。
最初の頃の自分と、成長した自分の決定的な違いは何だったのでしょうか。
なぜ、最後は生徒に受け入れてもらえたのでしょうか。
そのあたりをしっかりと自分自身が認識していることも大切です。
塾講師経験の自己PR例文3
【お題】:学生時代に熱中したこと
「先生、私英語頑張るね」私はこの言葉に救われました。
私が学生時代に熱中したこと、それは塾講師のアルバイトです。
私が担当している中学2年生の女の子。
英語の成績は下の上くらいでした。
しかし、その生徒は努力家で何事にも一生懸命取り組み、私もその頑張りに応えようと授業の進め方や宿題の出し方を細かく計画しました。
そして次のテストの結果を見て、私はその生徒と共に、「やったね。先生もうれしいよ。よく頑張ったね。」と、思わず叫んでしまいました。
何と英語96点。それから英語は好成績を保ち、今では英語スピーチコンテストで県2位の成績を修めてます。
そして「これからも先生の授業を受けたい」と言ってくれるようになりました。
私はこの経験を通し、「人の喜びを共有することによって信頼関係が生まれる」ことを学びました。
~ワンポイント添削~
塾講師を初めて、教えていた生徒さんが、すんなりと成績が上がってハッピーエンドというストーリーでは、どこか印象に残りません。
もっとあなたの長所を浮き彫りにした書き方をしないと、あなた自身の良さを面接官に伝えることができません。
成績が悪かった生徒が良くなっていくという過程の中で、どのような工夫をしたのでしょうか?
それは勉強方法もあるでしょうし、生徒との接し方の工夫もあったでしょう。
そのあたりの紆余曲折から学んだことが今のあなたを作っているものですし、そのあたりを面接官も知りたいと思いますよ。
この書き方だと、あなたよりもどちらかというと、生徒さんの自己PRになってしまっています。
学生時代にもっとも熱中したことなわけですから、きっと多くのドラマがそこにあったのだと思います。
そこをもっと掘り下げて書いていくといいですね。