【学生時代頑張ったこと】長期留学経験のエピソードから自己PRにつなげた例文をご紹介し、ワンポイント添削しています。
このページの内容は
長期留学経験の自己PR例文1
「好奇心が旺盛で、つねに新しい知的興奮を求め迅速に行動できることです。」
中学生の頃、私は外の世界への興味を持ち、他人の反対を押し切って父の赴任先であるシンガポールに行き、国際校に通いました。
その後、私が興味を持ち続けている分野である、経済、そして国際協力などに秀でているアメリカで学ぶことを決心しました。
大学では夢を現実に一歩でも近づけるためにNPOでのインターンシップを行ってきました。
その結果、自分の強みを最大限に生かすことのできるインターンシップ先では、普通の人では組み合わせないものを組み合わせて、新しい意味や関係を発見することに没頭し、大変重宝されています。
~ワンポイント添削~
「他人の反対を押し切って」というのは、少し微妙な表現です。
そのバックボーンを知らないと、人によってはマイナスにも取られそうな表現になってしまいます。あえて書かなくてもいいですね。
シンガポールからアメリカの学校で何を学び、自分の長所を育んできたのかを書かないといけません。
日本の学校ではないからこそ、得られた経験などを具体的なエピソードと一緒に書いていきましょう。
「普通の人では組み合わせないもの」という部分をもっと具体的に書くといいです。その部分が長所に繋がっている大きな核になるのであれば、このエピソードを中心にした自己PRでもいいと思います。
長期留学経験の自己PR例文2
日本人生徒と講師間の通訳をしたアメリカ留学
アメリカ留学中、後輩の日本人に授業の選択や英語力の十分でない日本人生徒と講師間の通訳、日常生活ではデリバリーの取り方からPCのトラブルの相談事などと、頼りにされておりました。
とくにPCのトラブルに関しては、留学するまでPCに触れたことすらないという生徒も多く、毎学期、初期設定やメールの使用法などと面倒を見る必要がありました。
そこで私は、期の始めに新入生を一堂に集め初心者講習を行い自力で解決させる力を付けさせるため、トラブル時の検索サイトでの対処法を身につけさせる企画を提案しました。
これ以降簡単なPCトラブルは少なくなり、素人だった学生も一年経つ頃には、新一年生に教えられるまでになりました。
長期留学経験の自己PR例文3
人の喜びが自分の喜びになったドイツ留学
「喜びのために手間隙を惜しみません。」
ドイツ留学の中で、授業で日本に関するテーマで巻き寿司を紹介した。
ただの紹介では印象に残らない。
狙いは、外人が巻き寿司を作れるようになり、実際に食べてもらい、記憶に残る味を目指した。
問題点は、内陸に住んでいた為、生魚は手に入らず、代替の材料で作らなければならないところ。
外国人の好みに合うように、ミンチやツナなどを使い、5日間毎晩数種類のオリジナルネタを作り、試行錯誤しました。
披露方法としては、パワーポイント使う紹介に加えて、折り紙を使い、巻き方のコツを的確に紹介した。
結果、成績は最高評価を貰い、また食べたいと笑顔で喜んでもらえた。
その後も中国人やイタリア人の友人が喜んで作った美味しい巻き寿司をご馳走になった。
人の喜びを見たときに、自分自身も喜びを感じるようになった。
この経験を通して「努力の向こうには喜びがある」ことを学び、今後も目標のために努力し、喜びを感じていきたいです。
長期留学経験の自己PR例文4
【スペイン留学で発揮した分析し計画を実行する力】
私は分析力、計画実行力が自慢です。
2年次のスペイン留学の際は、クラスのメンバーで行った日本紹介イベントの中でファッションショーと浴衣着付け教室を提案し開催しました。
- テーマ設定のために外国から見た日本を調査。
外国の友人に日本のファッションのイメージ、好きな街などについて聞いて回った。
外国人向け観光情報誌から人気の街を調べた。
実際に行き数時間観察して、その街のファッションの特徴を統計を取り調べた。
- 自己満足ではなく、他己満足。
このことを私はこの経験から学びました。
計画の際は話が盛り上がっても、統計を基にいかに観客に楽しんでもらえるかを考えた。
常に観客にどのように見えるかを意識した。
また、初心者の段階から一週間の練習で、3分間での着付けをマスター。
相手を分析し計画を確実に実行に移す力を活かし、さらに他己満足を常に考え行動することで、貴社で最高の顧客満足を実現する社員になります。
長期留学経験の自己PR例文5
気配りできる長所を活かした中国留学
誰よりも周りを見て気配りができます。
中国留学の際、ロシア人の男性と同じクラスになり、彼はなかなかクラスになじめずにいました。
私はどうしてなのか、毎日考えました。
そこで別のロシア人の友人に相談し、文献を読み、スキンシップをとても好む国だと知りました。
そこで、毎日少しずつ距離を短くして近づきました。
すると一週間後には彼から近づいてくれるようになりました。
また友人からも「クラス皆仲良くなったね」と言ってもらうことができました。
~ワンポイント添削~
文章が短いのでなかなか難しいところですが、もう少しピントをご自身の強みの部分に合わせていく必要があります。
「気配り」ができるというのは確かに長所ですが、今の文章の流れでは少しインパクトが足りません。
長所を活かしてどのような行動を起こし、客観的にも評価される結果を残せたのかまで書く必要があります。
長期留学経験の自己PR例文6
人一倍の果敢力があります。この力を活かして大学生活の中で2度の留学経験をしました。
1度目は外から見た日本、異なる考え方などを知ってみたいと思い日本人に馴染みの薄いマルタ共和国へ1ヶ月。
2度目はネイティブと対等に話せる英語力を身に付ける、世界中への深い人脈を構築するためにロンドンへ4ヶ月。
実現するために授業前後を活用しアルバイトでお金を貯めました。
マルタは全体の1%もアジア人が居ません。
そのため外国人と積極的に話しかけることで多角的価値観を吸収でき、また、東日本大震災が起こった時期でもあったので日本への支援、思いを寄せてくれる多くの外国人に出会い優しさを肌で感じました。
2度目は語学力向上のため6大陸から集まった仲間と、五輪などを通じて簡単には切れない友情を手に入れ、英語力も最初のクラスより2段階レベルアップできました。
国際社会で型にはまらない斬新な考えを素早く効果的に供給できる能力を身に付けました。
~ワンポイント添削~
「6大陸から集まった仲間と深い友情を持つ男です」
上記のような一文から自己PRしてみては如何でしょうか。
「果敢力」という表現も面白いのですが、自己PRの内容を簡潔にまとめて、それを読んでもらっただけで、ある程度それ以降の自己PRが想像できる方が、良いですね。
6大陸の方々と仲間になろうと思ったら、英語力と、人間関係を深める力の2つが必要ですね。
それをマルタでの経験と、ロンドンでの経験の2つで、養っていったという流れで、展開してみて下さい。
また英語力の客観的なレベルを数字で表現できると良いですし、「簡単には切れない友情」を具体的にわかりやすく表現できると、人間関係を深める力の説得力になります。
「国際社会で型にはまらない斬新な考えを素早く効果的に供給できる能力」上記の一文は、抽象的でわかりにくいです。
斬新な考えを素早く供給できる能力が活かされた経験談があるのなら、それも自己PRの中に、具体的に盛り込んで下さい。